こんにちは、はっぱです。
「バケットリスト」という言葉をご存じでしょうか?日本語では「死ぬまでにやりたいことリスト」とも呼ばれています。
映画の題材にもされており、最も有名なものは「最高の人生の見つけ方」でしょう。
その発展版ともいえるものが今回ご紹介する「タイムバケット」というものです。
書籍 DIE WITH ZEROで紹介されていました。
はっぱもDIE WITH ZEROを読んでから、早速、タイムバケットを作ってみたよ。
この書籍はタイムバケット以外にも非常に気づきの多い名著であり、当ブログでも以前にご紹介しています。
映画「最高の人生の見つけ方」も非常に考えさせられる名作です。
バケットリスト
そもそもバケットリストとは?
タイムバケットの解説に移る前に、そもそものバケットリストについて簡単に説明します。
簡単にいうと、自分が死ぬまでにやりたいことリスト、です。終活が流行った時に、見聞きしたという方も多いかもしれません。
ノートなどにひたすら自分が死ぬまでにやりたいことを書き出して、後悔がないように人生を生きる、というものです。
良い所と改善点
改めて自分の価値観ややりたいことを再認識するという点で非常に便利なツールです。
一方で、バケットリストの多くは死期が近づいたとき、もしくは死期を意識するようになったときに作成されます。
そのため、体力的・社会的に実現が困難であることもありえます。
例えば、70歳でバケットリストを作成しようとして、若い時は登山が趣味だったことを思い出し、40年のブランクを経て富士山や剣岳の登頂に挑戦しようとするのは、体力やその時の持病の状態次第ではかなり難しいかもしれません。
あるいは、60歳でバケットリストを作成しようとして、親孝行ができていないことに気づき、90歳の親を連れて温泉旅行、というのも自分の健康状態のみならず、親の健康状態的にも難しいかもしれません。もしくは、そもそも両親が健在でない可能性もあります。
つまり、死期が近づいた段階で作成するバケットリストでは、真に死ぬまでにやりたいことリストにすることは難しく、意識的か無意識的にしろある程度は現実的な状況を考えながら、リストを作成することになるのです。
タイムバケットの登場!
そこで、タイムバケットの登場です。
タイムバケットを簡単に説明すると、バケットリストに年齢という時間軸を考慮したものです。
年齢を5~10歳毎くらいで区切り、その年代毎にやりたいことリストを作成していきます。
ひたすらにやりたいことを列挙するだけではなく、そこに年齢を考慮するだけで、何をいつまでにした方がいいのか、ということが具体的にわかるようになります。
先ほどの例でいくと、富士山や剣岳への登頂を果たそうと思うと、40代前半に体力作りや練習用の登山を重ね、40代後半に富士山への登頂をしよう、というように考えるかもしれません。
あるいは、親孝行として旅行に連れて行ってあげようと思うのであれば、親の体力や健康面を考慮すると、予定が合い次第すぐに行った方がいい、という結論になるかもしれません。
つまり、死ぬまでにやりたいことリストを作成し、それを現実に実行させる可能性が高くなるツールといえます。
タイムバケットの作成法
- Step ①バケットリストの作成
- Step ②バケットリストを年代毎に並べる
バケットリストを作成する
タイムバケットを作成する最初のステップは、バケットリストを作成することです。
ポイントは、年齢や体力、経済的なことを全く考えずに、本当の意味での死ぬまでにやりたいことリストを作成することです。
最初はそんなに思いつかないかもしれませんが、書いているうちにあれもこれも思いついてくるものなので、とりあえず書き出してみる、という考え方のほうがいいかもしれません。
バケットリストを年代毎に並べる
タイムバケットを作成する次のステップは、5~10歳毎に区切った各年代にバケットリストの項目を並べていくことです。
ポイントは、自分自身の年齢だけでなく、配偶者や子ども、親の年齢も一緒に考えていくことです。
繰り返しになりますが、先の親孝行の例でいくと、親の年齢を考慮することなくタイムバケットを作成することに意味はありません。
あるいは、子どもとの思い出作りのための旅行を予定しても、中高生にもなると旅行に一緒に行ってくれなくなるかもしれません。
はっぱは60歳までは5歳毎、60歳以降は10歳毎で区切って考えてみたよ
タイムバケットの効用
後悔しない人生を送れる
いきなりスピリチュアルな話題ですが、やはりタイムバケットの1番の効用は、後悔しない人生を送れる。これに尽きるのではないでしょうか。
人は死ぬときに後悔する内容はやった後悔よりやらなかった後悔のことが多いというアンケート結果もあるようです。
自分自身の体験に照らしても、後悔の多くは「あの時やっておけば…」というものではないでしょうか。
死期が迫ってから取り組むバケットリストよりも、各年代毎のやりたいことリストのほうが実行可能となる可能性が高いと考えます。
資金計画がたてやすい
当ブログは家計管理をテーマの1つにしているので、経済的な話題にも触れたいと思います。
先ほど、タイムバケットを作成する際には経済的なことを考えずに、とお伝えしました。
例えば、あなたが今40歳で10年後の50歳の節目の誕生日に家族や友人などを招待してリゾート旅行を企画したい、とタイムバケットに書いたとします。
その費用がざっと300万円かかると見積もったとすると、生活費や老後の備えの他に10年後までに300万円の資金が必要だとわかります。
同様に60歳以降に健康なうちは半年に1回はゆったり旅行をしたい、とタイムバケットに書いたとします。
費用の見積もりは1回あたり30万円とすると、老後資金として生活費の他に年間60万円、月あたり5万円の余裕資金が必要とわかります。
このように、タイムバケットを作成することで、具体的に何歳頃までにいくらくらいの資金ニーズがあるか、というのがおおよそではありますが、見える化することができる、ということも非常に大きな利点です。
結論;今すぐにタイムバケットを作ってみよう
まずはざっくりでもいいのでリストを書き出して、年齢毎に並べてみましょう。
15分もあればそれなりに形になってきます。改めて眺めてみることで、自分の価値観を再確認したり、資金計画の参考になったりします。
はっぱは家族との時間を多くとりたい、ということを再確認することができたよ。
色んなところに連れて行ってね!
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