書籍 DIE WITH ZERO 要約

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DIE WITH ZEROの要約 書評

こんにちは、はっぱです。

子育てをしていくと気になってくるのが教育資金や住宅資金などのお金の悩み。

お金や資産運用に関する書籍や情報等は多く目にします。そんな中で、お金を貯めたり資産運用する目的や資産の使い方に着眼した書籍というものはそう多くはありません。

今回は、そんな資産の使い方についてを切り口にした話題の書籍を、2017年よりインデックス投資を開始し、FP3級資格を持つはっぱが、ご紹介したいと思います。

はっぱ
はっぱ

現在の資産運用について改めて考えさせる良書だったよ。

本書で紹介されていた「タイムバケット」というものについての深堀り記事はこちらから。

DIE WITH ZEROの意味

DIE WITH ZEROの表紙

今回、ご紹介する書籍は、帯の文言が刺激的な、ビル・パーキンス著「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」です。

2020年9月に出版、ロングセラーを続けており、未だに平積みにされている書店もあります。

この書籍の珍しいところは、資産の使い方にフォーカスした点です。

老後なんてまだまだ先、という感覚の方も多いでしょう。はっぱ自身もそうです。

しかし、いつか必ず資産を取り崩して使う時期がくるはずです。そしてその段階になって後悔しないためにも、今から資産の使い方についても考えていく必要があると、気付かせてくれる書籍です。

まえがき

この書籍は童話の「アリとキリギリス」から始まります。

働き者のアリは夏の間、せっせと働き、食料を集め、無事に冬を越すことができた。一方で、遊び者のキリギリスは夏の間、遊んでばっかりで、冬になると食料がなくなり悲惨な結末を迎えた。

子供の頃に1度は聞いたことのある有名すぎるイソップ童話の1つでしょう。

一般的な解釈としては、遊ぶばかりではなく、勤勉にいそしみなさい、という教訓を教えてくれるものです。

しかし、本書では、

アリはいつ遊ぶことができるのだろう?

それが、この本のテーマだ。

~中略~

人生を豊かにするための方法を考える。

まえがきより、P.3-P.4

このようにかわった切り口で、ルール1からルール9まで問題提起をしてくれています。

はっぱ
はっぱ

これから、心に残った3つのフレーズを紹介していくよ。

ルール1 「今しかできないこと」に投資する

金を無駄にするのを恐れて機会を逃がすのはナンセンスだ。

P.19より

資産形成期、特に20~30代の若いうちに、あまりにも質素倹約になりすぎるのはナンセンスだ、という文脈で出てきた文です。

毎月の預貯金や積立投資というものは、今使えるお金を将来の自分に送金している、と考えることもできます。

積立投資をして資産運用をしているイメージ

単純に資産額だけを増やしていこうと考えているのであれば、理論上は少しでも若いうちから時間を味方につけて、必要最低限のお金以外は全て将来の自分にお金を送り続ける、ということになります。

しかし、これで果たして幸せなのか?というのは、うまく言語化できなくてもちょっと疑問に感じる方も多いかもしれません。

これを端的に表したものが冒頭の1文です。

お金について考えている人のイメージ

幾ばくかのお金を使えば若いうちにしかできない経験、あるいは同じ経験でも若い時の感性での感じ方、それがその後の人生を豊かにしていくかもしれない。

でも、その幾ばくかのお金をもったいない、と感じてそういった機会を逃してしまうことは、金銭的な価値以上に人生において損をしているかもしれない。

将来使えるお金が多少減ったとしても、それは代えがたい経験であり、非常に価値のあるものなのかもしれません。

ルール5 子どもには死ぬ「前」に与える

子どもたちには、あなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきだ。

なぜ、死ぬときまで待つ必要があるのか?

P.115より

Die with zeroを主張すると必ず来る反論に対する著者の反論を示した文です。

その必ず来る反論とは、子どものことはどうするの?です。

確かに、はっぱ自身も本著を読み進めて、財産を使い切って死ねたら本人はいいかもしれないけど、残された家族のことを考えていないのは身勝手ではないか?とモヤモヤしていたものをかかえていました。

それに対する著者の反論は、実に明快でした。

「子どもたちに分け与える予定のお金」は予め切り分けて置き、「自分のためのお金」を使い切って死ぬ、というものです。

相続について考えている老夫婦のイメージ

そして、そもそも論として冒頭の文が登場します。

本当に子どもたちのことを考えるのであれば、子どもたちが贈与された財産の価値を最大限引き出せるタイミングで財産を贈与するべきであり、何も死ぬまで待たせるべきではない。

まさに目から鱗でした。

しかし、よくよく考えてみたら、自分の寿命は誰にもわかりませんが、現在の日本人の高寿命化を鑑みるに、自分が死ぬ頃には子どもたちも50~60代、場合によっては70代ということもあり得るでしょう。

そんな時、生前にコツコツと積立投資を続けてきて時間と複利でうまく運用できた遺産を相続されても、金額に見合う価値を引き出せるか、というと難しいかもしれません。

お金の価値をきちんと引き出せるか疑問を持っている人のイメージ

自分の立場に置き換えてみても、それよりかは、子どもが20~40代の頃に贈与した方が、お金の価値を最大限に引き出してくれる可能性が高そうです。

ルール8 45~60歳に資産を取り崩し始める

純資産を「減らすポイント」を明確につくるというものだ。

~中略~

私たちは人生のある段階で、まだ経験から多くの楽しみを引き出せる体力があるうちに、純資産を取り崩していくべきなのだ。

P.216より

豊かな人生を送り、ZEROで死ぬために必要な考え方が詰まった1文です。

本書では、金は墓まで持っていけない、人生を豊かに過ごす、といった内容に繰り返し触れられています。

多くの方もこういった考え方には同意されるのではないでしょうか?ただ、実際はというと、このことを明確に意識して資産を取り崩している方はかなり少数のような気がします。

リタイアまでに〇〇万円必要!などと発信している雑誌やブログも多いです。しかし、実際にその金額に頑張って到達したとすると、〇〇万円よりももう少し多くお金を貯めておいたほうが、リタイア後に更にいい暮らしができるはず。だから、もう少し貯めておこう、と多くの方が考えることでしょう。

はっぱ
はっぱ

この書籍を読む前までは、老後のシミュレーションをするときに、はっぱ自身もこのように考えてしまっていたよ。

そのため、〇〇万円などの金額をリタイアや資産取り崩しの目標にするのではなく、「時期」を基準に資産を取り崩すようにすることが重要と、本書では述べられています。

資産取り崩しの時期を考える時計のイメージ

その資産を取り崩す「時期」というのが、まさにこれまでも述べられてきたように、体験や思い出を十分楽しめるだけの体力や健康状態である時期ということです。

一般にいわれている老後になってから資産を取り崩すのでは遅すぎるというのです。

はっぱ自身も、お金から十分価値を引き出すためには体力や健康が大事ということは非常に納得感があります。

健康について気にしている人のイメージ

しかし、ある程度、老後の資産シミュレーションをしていかないと、老後の前から資産を取り崩しはじめるというのは、実際に老後破産までに至らなくとも精神的にどこかで不安を抱えることになるのではないかと思います。

せっかく資産を取り崩して楽しい経験をしよう、と思っても全力で楽しめないかもしれません。

そんな時に役立つのがファイナンシャル・プランニングの考え方です。FP検定3級の知識で簡単な老後のシミュレーションは十分にできます。

気になった方はこちらの記事をご参照ください。

まとめ

今回、書籍「DIE WITH ZERO」から、3つのテーマに絞って紹介しました。

しかし、ここには書ききれないほど重要なテーマについて多く触れられていました。文章自体も非常に読みやすく、すいすい読み進められます。

皆様も是非よんでみてください。

当記事に対するご質問・ご指摘等は、ページ下部のコメント欄か、もしくはX (Twitter)まで。

書評

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